第23話 筋肉痛!?

聞かされる診断名は分かっていた。

数ヶ月続き、運動安時や軽作業時に現れ、

安静にする事で数分で収まる、喉から前胸部、左の肩から上腕にかけての圧迫痛。

覚悟は出来ている。

 

さぁ、俺を狭心症と診断するんだ!!

 

モアテン先生は俺の身体を舐め回すかのように見て一言。

 

モアテン『かずやんさん筋トレとかしてるっスよね?』

 

かずやん『あ、はい、、、』

 

モアテン『検査の結果どこも異常ないんスよね〜』

 

かずやん『なに!?』

 

モアテン『心筋が損傷した時に上がる数値が上がってるんスけど、これ筋トレでも上がるんスよ笑』

 

かずやん『っとするともしかしてこの痛みはまさか、、、』

 

モアテン『そう、そのまさか、、、』

 

かずやん、モアテン『筋肉痛〜〜〜!!』

 

モアテン『って事で様子見ましょう!オカシイと思ったらまた来てくださいね!』

かずやん『はーい!よかったよかった!』

 

URYYYYYYYY!!!!!!!

 

バカにするのも大概にせぇや!
筋トレしてるか?あーしてますとも!
筋肉痛なんか、今まで食ってきた鶏胸の枚数ほど経験してきたぜ!!
だからこそ絶対に筋肉痛じゃないって言い切れるわ!こんな苦しくて嫌な痛みと違うわ!
しかも3カ月も続く筋肉痛ってなんやねん!!超回復のタイミング図りづらいわ!!
そもそも『様子見ましょう』ってなんやねん!
こっちは3か月も様子見て治まらんから来とるねん!!!

間違いでもいいから『なんたら神経痛』とか言うてくれた方がまだ納得いくわ、、、。

 

筋肉痛て、、、

 

せめて親身になってくれたり、少しでも悩んでくれたり、もっと話しを聞いてくれればこっちも安心出来た。
茶髪だったり身だしなみがラフすぎるとか、そんな事が全てじゃないのはわかっているが、、、こっちも風邪ひいたとか、突き指したとかのレベルできたわけじゃないんよ。
人体で一個しかない、、、場合によってはいきなり死に直結する臓器の調子が悪いと思ってきたわけなんやから、、、

 

先入観もあり、この人に診てもらうのは怖いし、時間の無駄と思い違う病院に行くことにした。

 

それがドクターショッピングと言う病院業界で忌み嫌われる行為とは知る由もなかった。

 

 

それからもやはり胸痛は続く。

 


仕事や簡単な家事をする時の痛みは知れているが、たまに顔を出すボクシングジムでがっつり追い込むと左肩まで痛み出す。
休むと息が整うより早く痛みは引く。

やはりどう考えても狭心症なのだが、病名が付かない限りは先には進めない。
とにかく検査なのだ。

 

僕は少し遠い総合病院に紹介状もなく飛び込みで行ってみることに。
待合いで看護師さんに症状を説明すると、循環器ではなく総合内科ではあるが診察してもらえることに。

先生に症状を伝えると心臓に加え、肺なども検査をしてくれたが、やはりいずれも異常なし。

『何故だ、、、何故狭心症とつかない?こんなに判りやすい症状出てるのに、、、。もしかして本当に全く違う病気や怪我だったりするのか?いや、そんなはずは、、、』

 

そんな中、先生は胃カメラを提案。
食道の炎症を調べるという。
胃カメラはキツイらしいけど、狭心症逆流性食道炎は症状が被る事があるらしいのでお願いする事に。
ひねくれているわけでは無いが、それでも何故か自分が狭心症という訳のわからない自信は揺らがなかったが。

 

案の定胃カメラは強烈だった。

口と喉に麻酔をし、準備万端!
舌やほっぺの内側を軽く噛んでみても全く痛みはない。
『これだけ麻酔効いてたら胃カメラも問題無いやろ!』

そして横になり、胃カメラの管を見た瞬間戦慄が走った。

『ふ、、、太てぇ、、、』

 

俺はこの2019年現在、、、宇宙に住む場所を探しに行くとか、人工知能が世界を席巻するなどと言っているこの現在で、まさか胃カメラの管が自分の人差し指程の太さがあるなんて夢にも思わなかった、、、
よくて素麺、悪くて茹ですぎたマロニーちゃんくらいの太さでイメージしていたから、人差し指サイズの胃カメラの管を口に突っ込まれた時の絶望感ときたら、、、

 

オエッッッッ‼︎

 

先生は遠慮なく極太を俺の喉の奥にこねくり捻り込む。

 

『意味ある!?麻酔意味ある!?
これはヤバイ!やっぱヤメ!終了!!』

声に出したくてもボヴーー!!と言う汚い音にしかならず、数十分その痛みや不快感に耐えるしかなかった。

検査も終わり、先生から説明を受けたが結局胃は綺麗で全く異常無し。逆流性食道炎でも無いとのこと。

 

それでも心臓や肺の検査にも異常は見当たらない。
先生が自ら一度否定した逆流性食道炎と診断され胃薬を頂戴したが全く効果無し。

 

だめだもっと心臓を専門に見てくれるお医者さんにかからなければ!
俺は中々見つからない原因にイラつき、次の病院を探しはじめた、、、焦る!

 

 

ミオコールを持っていくのをよく忘れる俺を見かねた嫁が、ミオコールケースを買ってくれた。
革ひもでカバンにくくると安心やで!

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行き詰まった時は初心に帰るで。
俺は一番はじめにミオコールと病院の紹介状を書いて下さったクリニックへ行き、自分なりに調べた狭心症に強い病院を提案し、そこの紹介状を書いて欲しい旨を先生にお伝えした。

あまり先生の反応は良くない。

先生『検査を行って、その結果に納得いかずに違う病院を受診するという行為は、先生の検査方法や診断を否定する行為に繋がるし、患者の正確な情報が蓄積しないので、、、違う病院を紹介するのは構わないのですが、非常に紹介しづらいというか、、、わかってくださります?』

 

なんか含ませたものの言い方だが、横の繋がりとかそっち系の話しですかな?
後で聞いた話しでは、病院業界にはドクターショッピングと言う行為が存在するらしく、数人の医師に同時に受診したり、自分の納得行く診断が出るまで病院を転々とする行為らしい。
病院側からすると、患者の情報は蓄積せず、正確な診断ができないとか理由は色々あるらしいが、そもそもそんな患者は面倒臭いし感じ悪いのだろう。

 

クリニックの先生に対して申し訳ない気持ちにはなったが、同時に知ったこっちゃないとも思った。
狭心症という自分の望んでいない結果を望まなければならない矛盾した状況にも、かなりストレスがたまっていたと思う。
完全に余裕がなくなってた。

 

この頃何故かずっと鬼のお面を被っていたが、辛く当たってしまったにも拘らず、親身になってアドバイスや後押しをしてくれた看護師の嫁には無論筆舌に尽くしがたい感謝をしている。

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 決して鬼ではない。

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愛犬ムーと同じく、被り物が好きでツラ隠し加工の手間が省ける素晴らしい嫁なのだ。

 

 

 

後日、俺から指定した市内にある病院で、やって欲しい検査も予め先生にお伝えして、ここで出た結果ならどんな結果でも受け入れ、悔いのない病院巡りの締めくくりににしようと受診した。

 

数ヶ月前に発現した謎の胸の痛み。
症状は自分の中では間違いなく狭心症と確信している。
病院を転々とするも心臓には異常無し。
筋肉痛や食道炎で決まり?そうは行くかと出続ける症状に、お医者さんは首を捻ってうーんと唸る。

 

これで最後や!!


先生に今までの症状や治療経過、診断結果と自分の症状が噛み合わない事をお伝えした上で、血液検査から全てやり直し、新たに心筋シンチグラフィーや24時間ホルター心電図検査も加え、徹底的に検査して頂いた。

複数回に分かれた検査と診断結果までは1か月に及んだ。

 

 

疲れたで、、、

 

 

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